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Leica M9+Leica APO-SUMMICRON-M75mm f/2ASPH.
私は猛烈に活字を欲する時がある。何故かはわからない。ともかく渇望といっていいほどの感情である。しばらく活字から離れているとこういうことが起きるのである。
その渇望を満たしうる書籍というのがほとんど出会いといっていいのだが、ここでそれがあった。「ウィトゲンシュタイン全集8 哲学探究」(大修館書店)である。
ウィトゲンシュタインの論理哲学論考についてはこのサイトで何回か触れたことがあったが、ウィトゲンシュタインの後期の思考を代表する遺稿集に接するのは私も初めてである。
論理哲学論考はその警句的・数学的で簡潔な記述が魅力だが、こちらは遺稿集ということでその研ぎ澄まされた数学の証明のような文体はない。しかし、魅力たっぷりなのである。
内容に触れてみよう。デリダにも通じる言語ゲーム。「意味という、かの哲学的な概念は、言語の働き方に関する一つの原初的な観念のうちに安住している。しかし、それはわれわれの言語よりももっと原初的な言語の観念だとも言えるのである。」「われわれはまた、第二節における語の慣用の全課程を、子供がそれを介して自分の母国語を学びとるゲームの一つだ、と考えることができよう。わたくしは、こうしたゲームを「言語ゲーム」と呼び、ある原初的な言語をしばしば言語ゲームとして語ることにする。」
うーんなるほど、内容が濃い。しばし、この濃厚な活字の海原に浸れそうである。
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